「ここはどこなの……?」

「んー?お菓子部の部室だよ!」

 薄暗い。

 ちょっと古っぽいし、部室とは思えない。

「実はこの部、今日私達がつくったの~」

 きょきょきょ今日!!?

「私、お菓子が好きだからつくったの~」

 悠衣ちゃんはのんきに答えた。

「だから、これから掃除するんだよ!だからキミも手伝ってね~!」

「ちょ、何言って……」

 手にはぞうきんが握られていた。

「私は、窓のほうを掃除するわね~」

「私は入口を掃除するぞ」

「じゃあ二人で壁を掃除しよう!」

 お菓子は……どこ!!