「んじゃ、またねー」

「明日ー!」

 六夏ちゃんは陸上部。

 私は――お菓子部??


 場所は、4回の家庭科準備室。

 ってチラシには書いてある。

「失礼しまーす……」

 恐る恐る入っても、誰も出てこない。

「ここじゃないのかな……」

 ドアを閉めた途端、後ろから何かがのしかかって来た。

「きゃっ」

 私は倒れた。