――――… 「あんた小宮山知らないの!?」 陽子が目玉を飛び出して叫んだ。 「なんか…ごめん?」 いやー…と、陽子はこめかみを押さえて 「あんたが男子に興味ないの知ってたよ? でもいくらなんでもさぁ… クラスメイトくらい覚えなよ」 ほぇ? と、まぬけな声が出た。 てか男なんだ。そこからである。