腹部に刺したナイフを抜き、黒サンタの首を切り裂きました。

「ア゛ッ……グァ……ヴヴ……アァ……」

黒サンタは口から血を吐きました。

黒サンタの腹部と首から噴き出した血が、白サンタを赤く染めます。

黒サンタは赤黒い血を流しながら、白目を向いて動かなくなりました。

「はぁ……はぁ……」

ぺっと白サンタは口内の血を吐き捨てます。

蹴られた腹を押さえながら、ふらふらと二階の少女の元へ向かいます。

「きゃっ」

血だらけの白サンタを見て、少女は小さな悲鳴を上げました。