黒サンタへの怒りを拳に込めて、白サンタは殴りかかります。

しかし、簡単に躱されてしまいました。

「遅いよ」

黒サンタの素早い蹴りが白サンタの腹部に入りました。

「グハっ……」

白サンタは階段を転げ落ち、血溜まりに倒れました。

「ココで死ね、兄さん」

黒サンタはゆっくり階段を降り、腹を抱えてうずくまる白サンタに近付きます。

黒サンタは白サンタの髪を掴むと、痛みに苦しむ白サンタの顔面を殴りました。

「っぐあ」