白サンタは物音のする二階へ向かいます。

扉に鍵が掛かっているのは明白でした。

白サンタはドアノブを蹴り壊すと、扉を突き飛ばす様に開けました。

「げっ!!」

黒サンタは少女に重なりながら、白サンタを見て顔を歪めました。

「お前なにしてるんだっ!!」

黒サンタが犯していた少女は良い子リストに載っているのに居なかった子でした。

黒サンタは緩んでいたベルトを締めて、白サンタの前に立ちます。

「何で分かった?」

「何で、だって?……お前、ふざけるなよ」