あなたとのキョリ

和希と一緒の帰りは楽しい。


いつも一人だから、ちょっと寂しく感じるんだよね。


他愛のない話で盛り上がるー。


途中で和希が止まった。



『どーしたの?和希。』



「ね~!手繋いでいい?」


そんな可愛い顔でお願いされたら、断れないよー!!


『あっ、うん、いいよー!』



「やった〜!!ありがと♪」



和希は笑顔が可愛い過ぎだから。


すぐに手が繋がれた。

意外と手大っきいんだなー。

何かちょっと恥ずかしいよ。

和希は何もなかったように会話に戻る。