ドキッ!


彩花は一瞬固まり…心臓が物凄いスピードで鳴り始めた…


啓介君…!?


やだ…どうしよう手が震える…


健太も見てるのに…


普通に出来ないよ。


彩花は俯いたまま筆箱を受け取り小さく呟く…


「ぁりがとう…」



そんな彩花を見て健太が口を開いた