無言のまま数分経った頃…


前を自転車で走る有希が口を開く



『意地悪してごめんね…』



有希の急な言葉に彩花は驚いた…



『ううん…私の方こそごめん…』



彩花も後ろから謝った



はぁ〜私のバカバカ…


なんだかんだ言っても有希は昔からの友達…


その友達の事を一瞬でも悪く思うなんて…



彩花は自分の腑甲斐なさを恥じていた…。








この時…有希の顔が笑ってないとも知らずに…。