私たちは会計を済ませ外に出た


携帯を開くともう6時を過ぎていた…


もうこんな時間か…


彩花は早くこの場から離れたかった。


『じゃあ俺たち帰るわ!

楽しかったまた遊ぼうね』


すると啓介が私に近づいてきた…


『楽しかったね。これあげる』



差し出された手にはカラオケの割引券が握られていた…


『あ…ありがとう…。』


  ・・
私はそれを財布にしまって二人を見送った…



残された私たちは相変わらず気まずい雰囲気のまま…カラオケ店を後にした。