『本当ごめん。』 有希は肩を落とし落ち込んだ仕草をする 絶対落ち込んでない… 全く気持ちが伝わってこない… 『何だったらもう一回入れて! あの曲…男の子ウケ良いもんね!そりゃ彩花も歌いたいよね…。』 グッ…この女…そんな言われ方して歌えるわけないだろ…。 『別に良いよ。気にしないで!歌った事ないし…。』 彩花は煮え繰り返る気持ちを抑え冷静に返した 外野で見守る二人はニコニコ顔で… 『歌えば良いじゃん! 俺あの曲好きだよ』 とか言ってるし… この時ばかりは鈍感な男子に感謝した。