体育館に春の日差しが差し込む… 私は中西君の気持ちが読めなくて…黙り込む事しか出来なかった 『今日の放課後ヒマ?』 黙り込む彩花にそっと耳打ちする中西… 放課後…? 彩花は高鳴る鼓動を押さえ冷静を装い口を開く 『え…別に何もないけど…』 その言葉に中西は良かったと言わんばかりに表情を緩めた… 『じゃあ遊ぼ…。』 ……え。 期待どおりの答えが返ってきたはずなのに…上手く返事が出来ない… 彩花は頑張って喉で止まっている言葉を外に押し出した… 『い…いよ…。』