溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~

俺は頬杖を付き、ボーッと仕事に励む純名を見つめた。


「樋口係長…」


「んっ?」


優貴が俺の前に書類を置いた。


「就業中にしかも、自分の女に見惚れてどうする?」


優貴はくぐもった声で俺を詰った。


「べ、別に俺は…」


「親父がお前と話がしたいらしい。多分、加西のコトだ」


「え、あ…そうか」


「今すぐ…3階の第3会議室の来いって」


「分かった・・・留守を頼む」