「!?」


食卓に並ぶバイキングのような料理の種類に驚いた。



ほとんど、美古夫人が作ったと言うから二重に驚いた。


綺麗にネイルされた爪を見ていると美古夫人は料理のできない人なんだと勝手に思い込んでいた。



「…今日はやけに豪勢だな…」


「だって~お嫁さんの純名ちゃんにも姑としてイケてる所、見せたかったのよ」



「本当に凄いです…尊敬します」

私は美古夫人の期待に添うような言葉を返した。


「そう?ありがとう!!純名ちゃん」


美古夫人は感極まった声を出し、目頭を熱くさせて潤ませた。


私よりも遥か年上なのに、子供のような素直な感情表現が可愛いと思ってしまった。