兄貴の尚貴さんと同様に優貴は父親の栗原さんに似て有能な男。



俺よりも仕事が出来る・・・


そんな優貴を秘書に持つコトに抵抗を感じていた。



「どうしました？社長」


「社長室では…タメでいいよ。優貴」


「わかった」


「純名…秘書としてはお前が先輩だから…お前が秘書の仕事を教えてやってくれ」



「あ、はい」
純名は慌てた様子で、返事を返す。

純名自身も半人前で、親父の早い復帰で栗原さんから完全に秘書の仕事を引き継いでいなかった。
戸惑っていた・・・