その時。


ピンポーン

インターホンがなった。



俺はとっさに
「はいー」

と返事をし玄関に向かう。



そこにいたのは
大きな袋をかかえている相川だった。




「みい、今寝てる」


俺は人差し指をたて
静かにな、といった。




相川はうなずき、
ふたりでそっとリビングに入る。



でも、すぐに
みいは起きてしまった。


「あっ、れ?

 あたし、寝て   た?

 おわっ、きぃちゃん来てるし!
 え?いつきた?いつきたのっ?」



寝ぼけているのか
はてなばかりうかべているみい。



「今。」

相川は素直に答えた。



「ぷっ、、わはっ」

おれは爆笑してしまった。
でも
すっとぼけたみいのかおは
なぜかとても可愛かった。