*りと said*



「ふぁぁぁ」



テレビを見てるばぁちゃんは


俺が起きてきたことに

まだ気づいてない様子。



さっさと用意をすませた俺は

静かにこたつに入り

ばぁちゃんお手製の

味噌汁を飲みほした。



「ばぁちゃんごめん


学校いってくるわ」


俺はカバンをもって

こたつからでる。



そこでようやく俺がいることに気づいたばぁちゃんは
あわてて


「いってらっしゃあい」



と言った。



ばぁちゃん手作りのお弁当が


台所におきっぱなしだと言うことも知らず。