いつものようにけー君ちでまったりしてたら、
けー君の電話が鳴った。

「けー君電話鳴ってるで」

「‥ほっといていいでー」

《出たらいいのに‥。誰やろ?》

不思議に思った私は
ふと携帯の画面を見た。


着信:さなえ。


《さなえ!?誰やねん!》


気になった私はけー君なんてお構い無しで電話に出てみた。


「はい。」


「愛、何しとんよ?!」

けー君は驚いて携帯を奪おうとしたが
愛はそれを交わして電話を続けた。


「私けー君の女やねんけど、どーゆう関係なん?」


愛は堂々と言った。


返ってきた言葉に愛は驚いた。

「は?お前が誰?けん女はおらへんって言いよったから」

「‥‥!?」

愛は理解出来ずけー君を見た。


「何しとんねん!はよ電話返せや」


けー君は切れた様子で言う。

愛はお構い無しに話を続けた。

「いや、3ヵ月前から付き合ってるから。」

「あんた騙されとんちゃん!?うち昨日けんに告られたで?笑」


自信満々にさなえは笑いながら言った。


けー君は逃げれないと思ったのだろう。
小さくなり謝ってきた。



「‥本間ごめん。」





信じられなかった。



いつから騙してたん?




ずっと好きってゆってたやん‥




全部うそやったん?




愛はけー君の何やったん?




色んな思いがこみあげ
ただ泣く事しか出来なかった。


気力を失った愛は
たった一言残して
別れを告げた。









「地獄に落ちろ」








若かった。



幼い幼い初恋は
あっけなく幕を閉じた。






お母さん。
けー君を地獄に落として下さい。