結局いちばん近い
あたしと美菜の家に
お泊りすることに。
シャワー浴びて
よいも醒めてきた。
あたしは暇つぶしに
テレビを見てた。
「話があるんだけどさ・・・」
真剣な顔してる美菜。
横に翔、優弥。
「どうしたの?」
にっこり笑顔で聞いてみた。
「あたし、ひめりに歌手になってほしい。」
さっき優弥にも言われた言葉。
なんか無性にいらいらしてきた。
「なにいってんの?
あたしは歌手になんないって決めたの!
もういいじゃん!」
怒ってしまった。
でもきっと美菜は
そうだよね、ごめんねって
笑ってくれると思ってた。
「なんで夢をあきらめるの?」
美菜が冷静に放った言葉。
なにも返せなくなったあたし。
「あたしはひめりの声が好き。
だからこそ歌手としての
ひめりを見たい。がんばってほしい。」
素直にうれしい言葉だった。
でも・・・
「あたしの夢は確かに
歌手になることだよ。
でも、もうひとつ夢があってね・・・」
あたしは涙を流していた。
