「え、麗すごい!GAMEのオヒメサマに選ばれたの!?」
「は…?」
この子は唯一無二の親友・白崎絢加。
腰まであるロングの髪が綺麗な、ここら辺で一番大きい神社の娘。
さっき、訳のわからないメールが送られてきたので、相談したらテンションあげて叫び始めた。
ちなみに、オヒメサマは、神崎瑠衣の恋人の通称。
「…?」
「麗、神崎君の相手役に指名されるってすごいことなんだよ!?」
絢加の中では、芸能人に会えることと同じくらいすごいことらしい。
「そうなのか?」
って言うか、人のアドレス勝手に調べないで欲しいんだが。
こんなの口で言えば不快な思いはしないのだが…。
「っていうか、麗って神崎君知らなかったの!?」
「あ…うん」
…私は、興味ない。
「ありえなーい!神崎君知らないのなんて、麗くらいなんじゃないの?」
「…そうなの、か?」
なんか、地味にショックかもしれない。
「あー…。噂には聞いてたんだけど、本当だったんだ」
いきなり聞こえてきた男子の声に驚いて振り向く。
「!?」
「あ、ほら!あの人が神崎君だよ~」
その先にいたのは、まあ、世間一般でいうイケメンだった。
つややかな黒髪、綺麗な漆黒の瞳、全てのパーツが完璧で、完璧な位置に配置されている。
でも、私がこの男に抱いた感情は…。
嫌悪、だった。
「何の用?」
「…?メール見たでしょ?明日から…」
「断る」
『え?』
『如月さん?』
『何で断るの?』
「嫌。私はこんな”GAME”に参加するつもりはない。他を当たれ」
人の意思を無視して、こんな…。
わかってる。
この男のくだらない遊びだって。
でも、思い出したくない過去が顔を出した。
「は…?」
この子は唯一無二の親友・白崎絢加。
腰まであるロングの髪が綺麗な、ここら辺で一番大きい神社の娘。
さっき、訳のわからないメールが送られてきたので、相談したらテンションあげて叫び始めた。
ちなみに、オヒメサマは、神崎瑠衣の恋人の通称。
「…?」
「麗、神崎君の相手役に指名されるってすごいことなんだよ!?」
絢加の中では、芸能人に会えることと同じくらいすごいことらしい。
「そうなのか?」
って言うか、人のアドレス勝手に調べないで欲しいんだが。
こんなの口で言えば不快な思いはしないのだが…。
「っていうか、麗って神崎君知らなかったの!?」
「あ…うん」
…私は、興味ない。
「ありえなーい!神崎君知らないのなんて、麗くらいなんじゃないの?」
「…そうなの、か?」
なんか、地味にショックかもしれない。
「あー…。噂には聞いてたんだけど、本当だったんだ」
いきなり聞こえてきた男子の声に驚いて振り向く。
「!?」
「あ、ほら!あの人が神崎君だよ~」
その先にいたのは、まあ、世間一般でいうイケメンだった。
つややかな黒髪、綺麗な漆黒の瞳、全てのパーツが完璧で、完璧な位置に配置されている。
でも、私がこの男に抱いた感情は…。
嫌悪、だった。
「何の用?」
「…?メール見たでしょ?明日から…」
「断る」
『え?』
『如月さん?』
『何で断るの?』
「嫌。私はこんな”GAME”に参加するつもりはない。他を当たれ」
人の意思を無視して、こんな…。
わかってる。
この男のくだらない遊びだって。
でも、思い出したくない過去が顔を出した。
