* * * * * * * * * *
「如月さん、瑠衣に告白してくれない?」
「は?」
…何を言っている?
ここは人が滅多に来ない、体育館倉庫の裏。
瀬戸さんだけだと思いたかったんだが、やっぱり何人も他の女子がいた。
後ろのほうには男子もいる。
あ…。
何か嫌な予感がする。
「何故?私はあの男のことが嫌いなんだが?」
「嫌いならいいでしょ」
「…あれ、この子何にも知らないんじゃないの?」
「知らないなら教えてあげればいいじゃん?」
「瑠衣はね…」
一歩、一歩、また一歩…。
ゆっくりと私に歩み寄りながら瀬戸さんが口を開く。
「自分を好きになったオヒメサマには絶対にしゃべらないの」
私が無視されたのもみたでしょ?
だからなんだと言うんだ?
それはお前たちと瑠衣の問題だろう?
「だから…」
「私は、このGAMEをやめる気はない」
一瞬で凍りつく空気。
「今、なんて…?」
「…私は、”こういうこと”が大嫌いなんだ」
だから。
「お前たちのいうコトを聞くなら、続けたほうがマシだって言っている」
GAMEは止めない、と遠まわしに伝える。
ここで殴られるくらいの覚悟はしていた。
でも…。
「…言うこと聞かないならしょうがないわね」
「出てきていいってよー」
後ろにいた男子の声で校舎の影から現れる十人近くの男子たち。
殴られる覚悟は。
すぐに恐怖へと変換された。
「如月さん、瑠衣に告白してくれない?」
「は?」
…何を言っている?
ここは人が滅多に来ない、体育館倉庫の裏。
瀬戸さんだけだと思いたかったんだが、やっぱり何人も他の女子がいた。
後ろのほうには男子もいる。
あ…。
何か嫌な予感がする。
「何故?私はあの男のことが嫌いなんだが?」
「嫌いならいいでしょ」
「…あれ、この子何にも知らないんじゃないの?」
「知らないなら教えてあげればいいじゃん?」
「瑠衣はね…」
一歩、一歩、また一歩…。
ゆっくりと私に歩み寄りながら瀬戸さんが口を開く。
「自分を好きになったオヒメサマには絶対にしゃべらないの」
私が無視されたのもみたでしょ?
だからなんだと言うんだ?
それはお前たちと瑠衣の問題だろう?
「だから…」
「私は、このGAMEをやめる気はない」
一瞬で凍りつく空気。
「今、なんて…?」
「…私は、”こういうこと”が大嫌いなんだ」
だから。
「お前たちのいうコトを聞くなら、続けたほうがマシだって言っている」
GAMEは止めない、と遠まわしに伝える。
ここで殴られるくらいの覚悟はしていた。
でも…。
「…言うこと聞かないならしょうがないわね」
「出てきていいってよー」
後ろにいた男子の声で校舎の影から現れる十人近くの男子たち。
殴られる覚悟は。
すぐに恐怖へと変換された。
