健ちゃん・・・きっと、こんな年上な私の為に頑張ってくれたんだ。


そう思ったら、胸がじーんと熱くなった。



「そうか。では改めて・・・クリスマスはよろしく頼む。」



「ふふ、うんっ!」



相変わらずオッサン臭い言い方に笑いそうになりながらも、手をぎゅっと握り返して頷いた。


やったー嬉しい!


今年のクリスマスは健ちゃんと外でデート。


楽しみ過ぎる!!







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「景虎、待っていてくれ。全て片付いたら、俺はお前の元へ参る。お前のものになろう。」



そう、晴信は穏やかな顔で微笑んだ。


もう寂しい表情はしていなかった。