少し不安げな顔をしつつ・・・フワッと俺の首に巻いてくれた物。


結構な長さのマフラーだった。



「もしかして・・・これ、結衣さんが編んだのか?」



「うん・・・健ちゃん首が寒そうだなと思って・・・あのっ迷惑だったらごめんねっ!」



すごく慌てる結衣さんだが、俺は感動していた。


結衣さん、料理だけでなく、編み物もできるのか!



「迷惑なはずないではないか!ありがとう、大切にする。」



「良かった・・・!」



首もとがとても暖かくなった。


結衣さんは俺に取って・・・自慢の恋人だ。






その後はコンビニでだが、ケーキを買って結局、結衣さんの部屋に帰った。


ぎゅっと・・・結衣さんの手を握って。



「わーー!キレイだね!」