「如月…?」
快斗はなぜかあたしの苗字を聞くと眉をひそめた。え?なんか可笑しかったっけ?あたしの苗字…。
そしてしばらく考えて、
「依亜、ね。覚えててやるよ、よろしくな」
あたしにとってイヤなことを思い付いたように、にやっと笑う快斗。
「お…覚えなくていい!だからこれ以上関わらないでって言ったでしょ!」
イヤな予感しかしなかったあたしは反発する。
「じゃーな、依亜。また会おーぜ」
快斗はそんなあたしの言うことも聞かずヒラヒラと手を振って校内へ入っていく。
「あんのチャラ男め…!」
快斗とその取り巻きの女の子たちは悠々と校内へ入っていき…そしてチャイムが鳴り響く。
鳴り響く…って。
「あぁっ!?チャ、チャイムが!!!」
「うそっ!依亜、急ごうっ!」
あたしと弥生はダッシュで校内へ入ったのだった。

