狼さんズとあたし〜闇の中の光〜


「そこの女子も、自分の席に着け」

悠志の周りにいる女の子達に言う。




「やだなぁ、、悠志と離れたくないけど、、!後でねぇ」



1人の綺麗な子がぱちりとウインクしながら猫なで声でそう言う。



「ばいばーい、、今度はあたしの相手してよねぇ」


他の子がわざとなのかあたしにも聞こえる大きさの声で言う。


「ん、そういう事は大きな声でいっちゃダメでしょ〜」

それに悠志は何をするでもなく平然と答える。


「クスクスクス、はぁーい」


女の子達は語尾にハートが付いてそうな甘い声と少しキツイ香水の香りを残して、ぞろぞろと自分の席へと戻って行く。


拒否はしないんだ・・・・・・。



あたしはそんなやり取りを見たくなくて、悠志達から目を逸らすように窓へとそれを向ける。


こういう時って窓際の席でホント良かったな、とか思う。