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グラウンドから、運動部の掛け声が小さく聞こえる中、あたしは校門から家路に足を進めていた。


なにもすることがないから、とりあえず帰って何しようかと考える。


うーん、、まず服着替えてーそれから、、あっ!!ってゆうか美佐子大丈夫だったかなあ。 あとで電話でもしよーかな。



のんびりと角を右に曲がる。すると見えてくるのは目的地の我が家だ。


がチャリッ


ドアを開けるや否や、ただいまーとだらしない声で母さんに言う。


そして、階段を上がり自分の部屋に入る。



ボフッ

あー、疲れたなあ。

ベッドに身を投げ、目をとじる。

今日も1日何事もなく終わったよー。