「…あ?何お前?真っ赤だけど、もしかして照れちゃった?」
「だって…だってだって!笑われる覚悟決めて見せたのに普通に褒められるとかなにそのギャップ!店長のくせに!」
そりゃー顔も赤くなるでしょうに!
なに?!黒がいいって何?!
黒に染めて来いってこと?!
「お前ってほんとバカだよなー。笑われる覚悟ってなにそれ?笑われたいの?やっぱ芸人目指してんの?
てか俺のくせにってどーゆうことだよ?」
「店長のくせにでしょう?!鬼畜なら鬼畜らしく鬼畜しといてくださいよ!たまにイレギュラーに優しいのダメ!」
「これっぽっちが優しいと感じるなんて…お前もだいぶ毒されてるよな。俺に。」
「確かにそれは否めない!けど毒されてるって表現ちょっと嫌!というかもう帰りますから!あ、あたし結局店長の話し相手してるじゃん!くっそー店長さようなら!!」
バタン!!
「…騒がしいバカだ。」
店長のイレギュラーに振り回される今日この頃です。
…く、黒染めなんて、しないんだからね!!
END