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「おはようございまーす」



今日もこのなんだかよさげなバーに、鬼畜店長の飴と鞭…というか、猛毒と鞭に振り回される可哀想なアルバイトちゃんが元気に出勤です。




「お早くねぇよ。堂々の遅刻だアホ。さっさと着替えろ給料減らすぞ」





この店の名物は鬼畜な店長と、ちょっとアホな店員さんの甘いんだか辛いんだかわからないやり取りと、それに対する客、スタッフの「爆発しろ」というツッコミだとか。




「むしろ増やしてください」



「シフトをか?仕方ねーな、そんなに俺に会いたいんなら素直にそう言えよ」



「店長には会いたいですけど、シフトで入ったら遊びにいけないじゃないですか。馬鹿ですか。」



「それもそうだな。よしじゃあ祝日は店開けないことにするか。馬鹿とか聞こえた気がするのは俺の気のせいだよな?あ?」



「ばば、ば馬鹿なんて言うわけないじゃないっすか!!店長まじ神っす!好き!」


「はいはい知ってる知ってる」


「投げやり!」






「「…爆発しろ」」






END