店の中を一度ぐるっと回ってみる。
その中で目星をつけていくんだけど、あいつに似合いそうだなーっていうものの他に、店長に似合いそうだなーなんてものもいくつかありまして、もうこれは店長にも買っていってあげようかなと。
もう、「鬼畜」って書いてあるステッカーを見つけた時は店長にあげるしかないなと思いましたよね。
というか誰が買うんだこんなもの。
他にも、店で使えそうなエプロンとか、店長の車に置いてあったよなーって芳香剤とか、店長に似合いそうなピアスとか、いろいろ見つけてしまった。
「なんかいいもの見つかりましたかー?」
「な、ダメだぞ!最後まで接触しちゃダメ!スパイめ!」
「なんでそんなテンション高いんだよ」
「楽しいからだろ!」
「そうかいそうかい。オレも楽しい楽しい」
「投げやり!早くあっちいけ!」
「はいはい。たのしみにしてるぞ」
「ハードルあげるな馬鹿!」
イケメン野郎との接触で、プレゼントがまだ決まってないことに気づく。
マズイぞ時間がもう半分も終わってしまった!

