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「明日、結局何してんだ?用事は埋まったのか?」
「バッチリっすよ!みんなでパーリナイっ!」
「そうか。よかったな、ぼっちクリスマスじゃなくて」
「だから言ったじゃないですか、心配ご無用だって」
「はいはい、これ、1番な」
「はーい、あ、このクリスマス料理おいしそう!」
「ちゃんと働けばあとで味見さしてやるよ」
「よし、頑張る理由ができたから頑張って働きます」
「いつもがんばれや」
「1番いってきまーす」
今手にある赤と緑で美しく彩られた料理はクリスマス用に店長が考案したものだ。
店長は料理上手だからなー。
そしてセンスもある。
料理スキル、料理センスともに皆無のあたしからすると、羨ましい限りなのだ。
「早くいってこい馬鹿」

