なるべくたくさん

電話をした。


二人の距離が

離れているせいで

気持ちが離れるのは

嫌だったから…


お母さんが寝てる

隣の部屋が私の部屋。


襖一つで

遮られたこの部屋で

毎晩声をひそめて

喋り合ってた。


好きすぎて苦しくなって

泣き出してしまう私を

愛おしそうに

なだめてくれる優斗。


そんな空間が

とても好きだった。