金髪地味子!?

大きな音と同時に電柱に寄りかかっていた男が、ズルズルと倒れ込んだ。

「お、おい!どうしたんだよ!?」


さすがに今のは驚いた様で、ピアス男は手を止め後ろを振り返ると、男はピタリッと動きを止めた。



あ、前にも同じことが――


「おい。そいつから離れろ。」


そうそう、こうゆう声だったよ―――…って、ん??


私は閉じていた瞼をゆっくりと開くと、夜空と同じ真っ黒の髪が空と同化してとても美しい、この前の美形さんが立っていた。