ヴァンパイアとの響存【完】

「うん……開いてるから入っていいよ。」


絽美は下に向かって呟いた。


ルイスはこれでも聞き取った。



満面の笑みで、手を振り上げる。


「了解ー♪」



絽美はそんなルイスの姿を見て、ふっと笑った。




そして、着替えてから下へ行き、顔を洗う。


ずいぶんと伸びた腰まである髪を、

器用に2つに分けて結んだ。


まあ、うねっているから気にならないのだが。