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ユウトがこの街と家からいなくなってから、半年が過ぎた。



絽美は今まで通り、夢使いの仕事を淡々とこなしていた。



夜にうなされるあれは、

ユウトを迎えにきたエグジスが薬を置いていってくれたため、

軽くなり、ずいぶんと楽に生活ができるようになった。



だが、絽美はユウトがいなくなってから1ヶ月ほど、

魂が抜けたかのような生活を送っていた。



そんな絽美をみつけたのは、街で絽美と交流があった

お菓子屋のルイス・アーデだった。