「温めればいいだけです。広告に“依頼料:今日のわたし(ともう1人)の夕飯”と書いてあったので…」


ユノはやっと子供らしく笑った絽美を見て、微笑んだ。


「十分です。今日実施しますか?」


絽美は笑った。


「はい、できれば。」


「わかりました。依頼は完了です。」


「ありがとうございました。」


ユノはお辞儀をして、ドアを開けた。


「あ、ストーカーがいなくなったら、また来ますね。」


ユノは振り向きざまに、微笑んだ。


「わかりました。お待ちしています。」


そうしてユノは丘を下って行った。