｢まだ値に持ってるんですか。心が狭いですねぇ。｣


｢早く要件を言え。｣



ユウトはまた低く、呟いた。


さすがのエグジスも諦めたのか、口角を下げた。



｢…魔女からの呼び出しです。今すぐ戻ってこい、と……｣


ユウトは顔をしかめた。


｢戻って来れるんだろうな。｣


｢…戦いに勝てば♪｣


エグジスはまた、作った笑みを浮かべた。


それがイライラする。


｢…てことは、“サーシェス”も戻るのか。｣