ヴァンパイアとの響存【完】

1年そばにいてこれが起こったのは3回、

どれも不幸なものばかりだった。



ユウトは顔を歪める。


(今度は何が…)




──そのときだった。


鳥たちの忙しく羽ばたく音。


木々がざわめく音。



そして…いつの間にか開いている窓の窓枠に、

足がかかる音…──