「そこにあなたの名前と、夢を見させる相手、内容を書いてください。」


そこには茶色で「neam」「for」「content」と書いてあった。


ユノは「おしゃれだなあ」とか思いながら、記入を済ませていく。


「…できました。」


絽美はそれを確認すると、ニコッと笑った。


「依頼は完了しました。依頼料はどうしますか?」


「あ…あの…恐縮ながら、これでどうですかね…?」


ユノはカバンの中から包みを取り出して、テーブルの上で広げた。


そこにはタッパーがあり、中には美味しそうなロールキャベツが2つ入っていた。


「わあ…っ」


絽美の目は明らかに輝いている。