それを見て、絽美はうなずいた。


笑みを作る。



「ありがとう。」


「どういたしまして。」


ユウトは笑顔を返してから、のそりと起き上がった。



「寒くしないで、寝ないこと。いいね?」


ユウトが布団を上まで引っ張ってやると、

絽美は小さくうなずいた。



「じゃあ、できたら呼びにくるから。」



ユウトはそのまま、1階に下りて行った。