「ん……あ…」


ユウトは目をゆっくりと開いた。


いつからか、ユウトの右腕に絽美の頭が乗り、左腕が絽美を包んでいて

まるでハグをしているかのように寝ていた。



(今は…5時?6時?まあ、夕飯の時間か…)


ユウトはそのまま、少し腕に力を込めた。


愛しくってたまらない、ずっと触れていたい存在。



何事も無いかのように、スヤスヤと寝ている。