ヴァンパイアとの響存【完】

「…絶対に嘘でしょ。」


またもや絽美は、顔をしかめた。


「あ、バレた?」


ユウトはあっけらかんと笑った。


「…しょうがないなあ。」


さっきユウトが言っていた言葉を、絽美が呟いていた。


ユウトに近づき、目を閉じる。


「……」


ユウトは驚いたように目を見開いていたが、

ふっと、優しく微笑んだ。