絽美はそれを受けとると、中を確認した。


そしてマントの裏から黒い手袋を取り出すと、両手にはめた。


そして中のものを取り出し、机の上に乗せる。


それは、一枚の写真と一本の髪の毛だった。


「それがストーカーの…ヒラン・イズオンです。」


ユノはあからさまに顔をしかめた。


絽美はそれらをじーっと見てから、またもやマントの内側から何かを取り出した。


それは手と同じくらいのサイズの紙と、ペンだった。