「ありがとうございましたー♪」


絽美とユウトが店を出ると、ガラス越しに女子が全員手を振っていた。



「はあ…やっぱ昼食は家でいいかな…」


絽美がため息と共に呟いた言葉に、ユウトは不平そうに言った。


「あんまり外に出れない俺の身にもなれよ。朝起きたら1人だしさ、夜起きてても寝てるしさ、本当にあれは」


「うん、言いたいことはわかった。てかわかってる。」


「…そうやって遮るのもやめようか。」