絽美はユウトをジロリとにらんでから、しょうがない、と言った風にため息をついた。


そして、息を吸う。


「うるさいなら帰ります。」



その一言で、店内から女子の歓声が一斉に排除された。


「うん。」


絽美は満足気に笑っている。


ユウトはそれを見て、肩をすくめた。