ヴァンパイアとの響存【完】

─町に下りると、2人は昼飯探しを始めた。


ユウトはネックウォーマーを鼻まで上げた。


まあそれは、無いに等しいのだが…─



「今日は何が食べたい?」


絽美は呟いた。


この町ならほとんどが揃っているだろう。

心配するならお金の方だ。


「えーと…スープ。」


「うん、パン屋にする。」


「うん…」


ユウトはうなずいた。