ヴァンパイアとの響存【完】

「…そういうのやめて。無性にドキドキするから。」


絽美はその言葉に耐えきれなくて、呟いた。


ユウトは岩を降りると、絽美に顔を近づけた。


「それはそれは可愛いですね。」


「からかわないで。…やっぱ連れてくのやめようかな。」


「うっ…ごめんなさい…」


「うん。」


絽美は当然のように微笑むと、また丘を下り始めた。


半歩後ろをユウトがついていく。