ヴァンパイアとの響存【完】

いつの間にか、リリカちゃんがお母さんの服の裾を引っ張っていた。


「ああ、すみません…これからお菓子屋に行くもので…」


「大丈夫です。楽しかったですから。」


絽美は微笑んだ。


「そう?ありがとうね。今度また遊びに行くわ。」


「はい、お待ちしております。」


リリカとお母さんは、手を振りながら去って行った。