ヴァンパイアとの響存【完】

絽美が微笑むと、お母さんはほっとしたように笑った。


「そうですか。ありがとうね。…絽美ちゃん、ちゃんと食べてる?」


それを聞いて、絽美は笑った。

いつもこの年代の人たちはそれを心配してくれる。


「大丈夫ですよ。今日はロールキャベツですから。」


「あらそう。美味しそうねぇ。」


お母さんも笑った。


「ねぇお母さん、早く行こーよ。」