ルイスとのおしゃべりがあって、もう日が上の方にきていた。


絽美はもらったお菓子で朝食がいらなくなったことに気付き、ルイスに感謝した。


基本、絽美は節約家だった。


夢使いの依頼料が晩ご飯だから、朝と昼は町で過ごしながら食べる。


でも、絽美はこの暮らしがすきだった。



「あ、絽美ちゃん!」


小さな女の子の声がして、絽美は振り向いた。

そこには、小さなツインテールを揺らした女の子がいた。