「じゃあ、今日もありがとねー、絽美!」


ルイスに手を振られ、絽美も振り返した。


「じゃあね。」


絽美はくるっときびすを返すと、スタスタと去って行った。



「ほーんと、冷めてるんだから。」


ルイスはぼそっと呟いた。


「まあ、ユウトくんの前なら大丈夫なんだろうけど。」


そして、クスッと笑う。

あの2人が、お似合いでしょうがないのだ。